医道の日本社を読みながら高橋です。
27日はアトピー性皮膚炎に苦しむ20代女性。
2回目の施術をいたしました。
2週間程まえ、前回来た時よりも悪化しています。
撮影はしましたが、
撮り方が悪かったので参考資料としては不十分なものになりました。
でも参考までに載せておきます。
お顔は掲載しませんが、
赤みがひどく、見ていて心痛むものでした。
自分もアトピーだし。
いまはかなりよくなりましたが、この状態を作る為に2年くらいかかりました。
一時期は悪化して、入院もしました。
だからこそ、アトピーは治したいけど
すごく難しいのも感じています。
アトピーはギリシャ語の『奇妙な』から由来されています。
つまりアトピー性皮膚炎とは
『奇妙だね肌痒いね』
という意味になります。
馬鹿にしていますね。
『わからない』
と素直に言えなかったお医者さんが名づけたのでしょうか。
花粉症やハウスダスト、ダニを含めてみると
アレルギーは日本人の国民病とも言われています。
この中でも特にややこしいアトピーはアレルギーだけが原因で発生しているわけではないようです。
皮膚には外部からのバイキンやウイルスや、それこそアレルゲンを排除する
『バリア機能』が備わっています。
このバリア機能は先天的、あるいは後天的な
肺、脾臓、腎機能の能力低下などによって
低下します。
元気な肌だったら跳ね返せるアレルゲンを、
内臓の弱体化によって跳ね返せなくなってしまうのです。
『今までは花粉症じゃなかったのに、今年から急に・・・』
というのは、まさにこれ。
去年まではバリアが機能して、花粉を跳ね返せていたのです。
それが、添加物の摂取による消化器系の弱体化
あるいは排気ガスによる肺機能の低下、腎機能、脾機能の低下
そのほか数え切れない『奇妙な』原因によって、
跳ね返せなくなってしまう。
花粉症ならここで終わりですが、
アトピーは違います。
バリアが弱った為にアレルゲンの侵入を許してしまい、
アレルギーが発生します。
これで肌が紅くなったり痒くなったりするのです。
そして、掻き壊してしまう。
書き壊された肌はさらに弱り、
今まで以上のバリア機能の低下を招いてしまうのです。
そして、さらに多くのアレルゲンの侵入を許してしまう・・・。
こうなると負の螺旋が始まってしまう。
これがアトピーの恐ろしさであり、
原因が特定できない理由なのです。
ステロイドによる対症療法は、短期的には効果を発揮しますが、
根本的な解決にはなっていません。
それは、火事(肉体の痛み)で慌てている人(免疫細胞)に、
『まあ、落ち着けよ』
となだめているのと変わりません。
水をかけてすらいません。
消せよ火を。
ちなみに痛み止めというお薬は
『警報器を止める』薬です。
消せよ火を!!
頭痛くても飲まない事を僕はお勧めします。
薬漬けになって警報機能の麻痺した身体は、
重篤な疾患に対応できなくなってしまう恐れがあります。
痛みは身体の声です。
痛くても聞いてあげましょう。
で、アトピーに話を戻そう。
薬がダメならどうするか。
僕が思うベストは、
『一旦はステロイドでなだめてもらう』
『落ち着いたスキに内臓に元気になってもらう』
です。
特に
肺(血を元気にする→免疫機能を上げる)
腎(古い血をオシッコにして捨てる、副腎で痒み止めホルモンを生成する)
脾(血中の古い血を濾過して腎臓にまわす→免疫機能の強化)
肝(新しい血を作る)
の機能。
アトピー持ちは概ねこれらの機能が低下しています。
ついでに小腸と大腸も疑ってかかりたいくらい。
小腸(免疫細胞の多くがここに存在する。添加物で傷みやすい。
ロクな物食べてないと、ロクでも無い栄養を吸収して
ロクでもない血を作ってしまう)
大腸(添加物で傷みやすい。)
ロクでも無い血=免疫機能の弱い、あるいはアレルギーに反応しやすい血
って、内臓ほとんどじゃん!
疑われずに残ってるの、あと心臓くらいじゃん!
(本当はほかにもいくらもあるけど)
心臓は血を送るポンプだから。
ポンプは問題ない。
パイプ(血管)にも問題はない。
生産工場と再生工場に問題がある。
そうなんです。
アトピーは内臓疾患と考えた方が適切だと僕は思うのです。←個人的見解
奇妙でかゆいとかフザけた名前つけちゃダメだと思う。
ストロイドはお医者さんと相談しましょう。
漢方お勧めは漢方。
白虎加人参とか、
当帰飲子とか。
で、僕の所に来た彼女は
両方飲んでいます・・・。
そんなのアタリマエなんです。
それで効かないから僕の所に来る。
施術としては内臓に気を送るような事をしました。
気だとインチキに思う人は、
細胞の中にあるカルシウムイオンとカリウムイオンが発生させる微弱電流による
パルス治療とお心得くださいませ。
で、下の写真が施術後。
辛酸なめて敢えて言いますが
よくわかりません・・・。
どうして俺は最初の写真で髪をあげてもらわなかったのか・・・。
変わったように見えなくもないようなそうでもないような・・・。
でも、写真に載っていない唇の周りとかは本当によくなったんだ。
写真にはないけど・・・mm
ただ、調べれば調べる程、
アトピーの回復には1年くらいかかるというデータが見つかります。
先日お話を伺った高名な鍼灸師は
『アトピーね。覚悟がいるよ。一年間毎日通うとか。お金は持つかな。
それで治る保証もできない。』
と言われました。
本当にしっかりした、1月に450人も鍼をさす先生です。
その先生をもってして、この言葉かあ。。。
でもね。
アトピーって本当につらいんだよ。
しかも女の子だよ。
男女差別じゃないよ。
別に差別でもいいがね。
俺は男の子より女の子が好きだからね。
そして
女の子は可愛くあるのが仕事なんだ。
女の子が可愛かったら、男はモテたいからお金や頭や身体を使うじゃないか。
女の子がカワイイだけで、国ごと元気になれるのだという暴論。
だからなんとかしたいなあ。
彼女と僕は、覚悟を持って治療に臨めるのかしら・・・。
次回のご予約をお待ちしています。